やすらぎの場所の写真
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Case.15

やすらぎの場所

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南側道路のこの敷地は間口5m、奥行き21mという狭小間口である。
両サイドの敷地も同じく狭小間口で、間口いっぱいに2階建て家屋が建っていたため、間取りには制約が出ることが予測されたが、道路側には目の前に公園が広がっていることを大変気に入られ、家を計画することを決心された。
クライアントは環境問題に対する意識が高く、構造としてコンクリート造や鉄骨造ではなく木造を選択し、敷地の特性を最大限に生かすべく木骨ラーメン工法を採用した。
目の前の公園を室内に視覚的に取り込むため、木骨ラーメン工法の特性を活かし、南側は全面開口とした上で、吹き抜けを取ることにより採光を確保している。
さらに南側開口部のサッシを隣地境界いっぱいまで引き込み、フルオープンに出来るようにすることで、公園との一体化を図った。
また3階部分においては、隣家が2階建てという事もあり、隣地側に設けた窓から採光を確保した。その光は吹抜けを介し、南側からの採光だけでは届かなかったLDKの奥のゾーンへも光を届けている。
LDKで寛いでいると、そよ風に揺れる木々やブランコに揺られる子供の姿、春には満開の桃や桜が見え、まるで公園の中の休憩所にいるような錯覚を起こす。休日には公園を眺めながら、ゆっくりと流れる時間の中で緑の匂いや風を感じることが出来る。
医療関係の仕事で毎日忙しくされているクライアントが、その仕事で蓄積された疲れを癒し、心にやすらぎを与えてくれる空間となった。

Data

所在地 大阪府
竣工 2010年
延床面積 160.40㎡(48.52坪)
構造 SE構法

Designers

中村 晃の写真

一級建築士

Akira Nakamura

やすらぎの場所

Data

所在地 大阪府
竣工 2010年
延床面積 160.40㎡(48.52坪)
構造 SE構法

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一級建築士

Akira Nakamura