Case.02
幹枝の家
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幹枝の家
敷地は住宅が密集して立ち並ぶ下町情緒漂う地区の一角、祭事が盛んな神社が近所にあり、古くからのコミュニティが根付いた町である。ご実家の建替えという事もあり、今までこの場所と地域との間で根付いてきた繋がりを途絶えさせない事が重要だと感じていた。一方でクライアントの要望は周辺からの視線を気にせず、緑豊かで開放的な住空間を確保する事であった。
1階では開放的なアプローチから一歩入った所に、広々として落ち着いた雰囲気の玄関を配した。和室ではプライバシーを考慮し、地窓によりアプローチの風景の下部を切り取り室内に取り込んだ。
2階のLDKは高さ2.7mの連続開口によってダイナミックにバルコニーと繋がる開放的な空間を実現。
リズミカルに立ち並ぶ4本の樹が、都心である事を忘れさせるような豊かな風景をつくり出し、「町との繋がり」、「ご家族のプライバシー」という相反するテーマを結びつけるシンボルとしての役割を果たしている。
Data
所在地 | 東京都 |
---|---|
竣工 | 2017年 |
延床面積 | 207.96㎡(62.90坪) |
構造 | 木造3階建て |
Designers
幹枝の家
Data
所在地 | 東京都 |
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竣工 | 2017年 |
延床面積 | 207.96㎡(62.90坪) |
構造 | 木造3階建て |