Case.08
奥のある家
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奥のある家
敷地は南側には4M道路を挟みアパートが立ち、北側に細長く奥行がある。限りある敷地においてまず建蔽率目一杯に面積を確保し、余った僅かな空白を1坪のライトコートとして建物中央に配置した。この小さな庭は、1階の奥まった玄関に開放感を与え、2階のLKDでは空間の広がりとともに光や風、緑が室内に取り込む。道路側のアプローチを兼ねたビルトインガレージは日中、車が無い時間帯は時おり子供たちの遊び場となり街へ開かれる。また2階リビングの大型窓は、開放感を大胆に演出しつつも、ミラーガラスを使用し日中は外から中の様子は一切見えず、夜間は開口部全面を覆うカーテンが街へ柔らかな印象をつくりだす。
手前は程良く街へ開きつつ、奥にはライトコートを囲む明るく落ち着いた空間。
開きすぎず閉じ過ぎず、現代における都心の密集した住宅街に相応しい在り方のひとつなのではないかと感じる。
Data
所在地 | 東京都 |
---|---|
竣工 | 2020年 |
延床面積 | 130.82㎡(39.57坪) |
構造 | 木造3階建て(SE構法) |
Designers
奥のある家
Data
所在地 | 東京都 |
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竣工 | 2020年 |
延床面積 | 130.82㎡(39.57坪) |
構造 | 木造3階建て(SE構法) |