引っ越しの物件探しはいつからがベスト?穴場の時期や家族数ごとのおすすめも解説

引っ越しの物件探しをいつから始めるべきか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。賃貸であれば入居希望日の1〜2ヶ月前、住宅購入であれば6ヶ月前からの準備が目安となります。しかし、家族構成や引っ越しの事情、季節によって最適なタイミングは大きく異なるものです。

この記事では、賃貸と購入それぞれのスケジュールから、繁忙期と閑散期の特徴、さらには転勤や結婚といった事情別の探し方まで詳しく解説します。物件探しの適切な開始時期を把握し、理想の住まいを効率よく見つけるための参考にしてください。

※この記事に掲載されている価格は、2025年までの相場を参考にしています。昨今の物価高騰に伴い、価格は随時変動する可能性がございます。最新の詳細な価格につきましては、必ず直接店舗までお問い合わせください。

この記事でわかること
  • 賃貸の物件探しは入居希望日の2ヶ月前から始める
  • 住宅購入は6ヶ月前からの準備が理想的
  • 費用を抑えたいなら6〜8月や11〜12月の閑散期を狙う
  • 家族構成や引っ越し事情に合わせてスケジュールを調整する
監修者情報

株式会社ヤマダホームズ
スマチエ編集部

これから家を建てたり、購入を検討している方たちは、どんなことを思い、なにを重視しているのでしょうか。ヤマダホームズがまとめた皆様の声や家づくり調査をご紹介します。

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河野 由美子

二級建築士・インテリアコーディネーター

河野 由美子

二級建築士・インテリアコーディネーター・防災備蓄収納1級プランナーの資格を有する。住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手リフォーム会社での勤務を経て独立。日常の中に非日常を感じられる空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗などの設計およびインテリアコーディネートに携わる。
建築インテリア関連記事の企画執筆や監修業務、研修講師、建築関連資格対策テキスト監修、工務店施工事例集ディレクションなどの実績も多数。

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目次

賃貸の引っ越しは2ヶ月前から考えよう

賃貸物件への引っ越しを検討しているなら、入居希望日の約2ヶ月前から準備を始めるのが理想的です。余裕を持ったスケジュールを組むことで、条件に合った物件をじっくり比較検討でき、契約手続きもスムーズに進められます。

賃貸の基本スケジュール 2ヶ月前〜引越し当日

賃貸物件の契約から引っ越しまでには、複数のステップを踏む必要があります。それぞれの段階で何をすべきか把握しておくと、慌てることなく準備を進められるでしょう。

時期やるべきことポイント
2ヶ月前情報収集・条件整理希望エリア・家賃上限・間取りを決める
1.5ヶ月前物件検索・内見予約複数の不動産会社に問い合わせる
1ヶ月前申し込み・審査必要書類を早めに準備する
2〜3週間前契約締結・初期費用支払い契約内容を細かく確認する
1〜2週間前引っ越し業者手配・ライフライン手続き繁忙期は早めの予約が必須
引越し当日鍵の受け取り・入居入居前に室内の状態を記録する

特に1〜3月の繁忙期は、物件の動きが非常に早くなります。気に入った物件を見つけたら、その日のうちに申し込みを検討する心構えが大切です。内見の予約が取りにくい時期でもあるため、平日に時間を確保できると有利に進められます。

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内見で確認すべきポイント

内見は物件選びで最も重要なステップです。写真や間取り図だけでは分からない情報を、自分の目で確認できる貴重な機会となります。限られた時間で効率よくチェックするために、事前に確認項目をリストアップしておきましょう。

  • 日当たりと風通しを時間帯を変えて確認する
  • 収納スペースの広さと使いやすさをチェックする
  • 水回りの水圧や排水状態を実際に試す
  • 周辺環境や騒音レベルを歩いて確認する(できれば時間帯を変えて複数回)
  • エントランスや自転車置き場、集合ポストなど共用部分の清掃状態で管理体制を判断する

内見時には、スマートフォンで室内の写真や動画を撮影しておくと、後から複数の物件を比較する際に役立ちます。また、家具の配置をイメージするためにメジャーを持参すると、冷蔵庫や洗濯機の設置スペースも正確に把握できるでしょう。

申し込みから契約までの流れと注意点

物件が決まったら、申し込みから契約締結までの手続きが始まります。この期間は通常1〜2週間程度ですが、書類の不備があると審査が長引く可能性があります。必要書類は早めに準備しておくことが重要です。

申し込み時には、身分証明書のコピーや収入証明書、連帯保証人の情報などが求められます。会社員であれば源泉徴収票や給与明細、自営業者であれば確定申告書の控えが必要になるケースが多いです。

契約時には重要事項説明をしっかり聞き、退去時の原状回復費用や更新料について不明点があればその場で質問しましょう。後からトラブルにならないよう、特約事項も含めて書面で確認することが大切です。

初期費用と予算の準備方法

賃貸契約には、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃など、まとまった初期費用が必要です。一般的に家賃の4〜6ヶ月分が目安となるため、家賃8万円の物件であれば32〜48万円程度を用意しておく必要があります。

費用項目相場備考
敷金家賃1〜2ヶ月分退去時に一部返金される
礼金家賃0〜2ヶ月分返金されない
仲介手数料家賃0.5〜1ヶ月分不動産会社への報酬
前家賃家賃1ヶ月分入居月の家賃
火災保険料1〜2万円2年契約が一般的
保証会社利用料家賃0.5〜1ヶ月分連帯保証人の代わり

初期費用を抑えたい場合は、敷金・礼金ゼロの物件を探すか、閑散期に交渉して礼金を減額してもらう方法があります。ただし、敷金ゼロの物件は退去時のクリーニング費用が高額になるケースもあるため、契約内容をよく確認してください。

購入するなら引越しの6ヶ月前には物件を探し始める

住宅を購入して引っ越す場合、賃貸よりも長い準備期間が必要です。物件探しから住宅ローンの審査、契約、引き渡しまでを考慮すると、入居希望日の6ヶ月前には動き出すのが理想的です。

購入の基本スケジュール 6ヶ月前〜引き渡し

住宅購入は人生で最も大きな買い物の一つです。焦って決断すると後悔につながりやすいため、十分な時間をかけて検討することが重要です。以下のスケジュールを参考に、計画的に進めましょう。

時期やるべきことポイント
6ヶ月前資金計画・情報収集予算上限と希望条件を明確にする
5〜4ヶ月前物件見学・比較検討複数の物件を見て相場感を養う
3ヶ月前住宅ローン事前審査複数の金融機関に申し込む
2.5ヶ月前売買契約締結手付金の支払い
2〜1.5ヶ月前住宅ローン本審査必要書類を不備なく揃える
1ヶ月前金銭消費貸借契約ローン実行の手続き
2週間前残金決済・引き渡し所有権移転登記

新築マンションや建売住宅の場合、完成前に契約することが多く、引き渡しまで数ヶ月から1年以上かかることもあります。入居希望時期から逆算して、余裕を持った計画を立てることが成功の鍵です。

住宅ローンの事前審査と本審査のタイミング

住宅ローンを利用する場合、事前審査と本審査の2段階の審査を受ける必要があります。事前審査は物件が決まる前でも申し込めるため、早めに済ませておくと物件探しがスムーズに進みます。

事前審査では、年収や勤続年数、他の借り入れ状況などから、おおよその借入可能額が分かります。審査期間は数日から1週間程度で、この結果をもとに予算の上限を確定できます。

  • 事前審査は複数の金融機関に申し込んで金利を比較する
  • 本審査は売買契約後に行い、2〜3週間かかる
  • 転職直後や個人事業主は審査が厳しくなる傾向がある
  • クレジットカードの支払い遅延は審査に影響する

本審査に通らなかった場合、売買契約を白紙撤回できる「ローン特約」が付いているか、契約前に必ず確認しておきましょう。

売買契約後の手続きと引き渡し前の準備

売買契約を締結したら、残金決済と引き渡しに向けた準備が始まります。この期間に行うべき手続きは多岐にわたるため、チェックリストを作成して漏れがないよう管理することが大切です。

引き渡し前には、内覧会や立ち会い検査があります。この機会に、契約内容どおりに建物や設備が仕上がっているか、傷や不具合がないかを細かく確認します。発見した不具合は引き渡し前に補修してもらうよう、書面で依頼し、再検査にも立ち会って納得できる仕上がりに補修されているか確認することが重要です。

また、引っ越し業者の手配、各種住所変更、ライフラインの開通手続きなども並行して進める必要があります。特に繁忙期は引っ越し業者の予約が取りにくくなるため、1ヶ月以上前に予約を入れておくと安心です。

購入時に確認すべきリスクと対策

住宅購入は大きな投資であるため、潜在的なリスクを事前に把握し、対策を講じておくことが欠かせません。特に中古物件の場合は、建物の状態や周辺環境について慎重に調査する必要があります。

リスク対策
建物の欠陥・瑕疵ホームインスペクションを依頼する
周辺環境の変化将来の開発計画を自治体に確認する
資産価値の下落人口動態や交通利便性を調査する
災害リスクハザードマップで風水害・地震リスクを確認する
近隣トラブル時間帯を変えて周辺を歩いて確認する

新築物件であっても、施工会社の評判やアフターサービスの内容を事前に調べておくと安心です。万が一の不具合に備えて、保証内容と保証期間を契約書で確認しておきましょう。

季節や事情で決める引っ越し先の探し方

物件探しのベストタイミングは、季節や個人の事情によって大きく変わります。繁忙期と閑散期それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合った時期を選ぶことが重要です。

繁忙期に探すときのメリットとデメリット

不動産業界の繁忙期は、主に1月から3月にかけてです。この時期は進学や就職、転勤に伴う引っ越し需要が集中するため、物件市場が最も活発になります。

メリットデメリット
物件数が最も多い競争が激しく即決が必要
新築物件が多く出る家賃交渉がしにくい
選択肢が豊富内見の予約が取りにくい
最新の設備を備えた物件が見つかりやすい引っ越し費用が高騰する

繁忙期に物件を探す場合は、条件の優先順位を明確にしておくことが成功の秘訣です。100点満点の物件を求めず、80点で即決できる心構えを持つことが、良い物件を逃さないコツです。

閑散期に探すメリットと狙い目

6月から8月にかけての夏場は、引っ越し需要が落ち着く閑散期です。この時期は物件数こそ減りますが、じっくり検討できる環境が整い、費用面でもメリットがあります。

  • 不動産会社が丁寧に対応してくれる
  • 家賃や礼金の交渉がしやすい
  • 引っ越し費用が繁忙期の半額程度になることもある
  • 複数の物件をゆっくり比較検討できる
  • 空室期間が長い物件は大幅値下げの可能性がある

特に11月から12月も狙い目の時期です。年明けの繁忙期に向けて新しい物件が出始める一方、まだ競争は激しくないため、条件の良い物件を先取りできる可能性があります。

希望日から逆算して探し始める具体的な方法

入居希望日が決まっている場合は、そこから逆算してスケジュールを立てると効率的です。賃貸の場合は2ヶ月前、購入の場合は6ヶ月前を目安に、各ステップの期限を設定しましょう。

まず、カレンダーに入居希望日を記入し、契約日、内見日、情報収集開始日を逆算して書き込みます。その際、審査期間や書類準備の時間、予備日を余裕を持って確保することがポイントです。

  • 入居希望日をゴールとして逆算スケジュールを作成する
  • 審査落ちや物件キャンセルに備えて予備期間を設ける
  • 繁忙期は通常より2週間早めに動き出す
  • 現在の住居の解約予告期間を確認しておく

現在賃貸物件に住んでいる場合、解約予告は通常1ヶ月前までに行う必要があります。この期間を考慮せずに新居の契約を進めると、二重家賃が発生してしまうため注意が必要です。

急ぎで探すときの優先順位と短期で決めるコツ

転勤辞令など、急いで物件を探さなければならない状況もあります。時間が限られている場合は、効率よく動くための工夫が欠かせません。

まず、条件に優先順位をつけることが重要です。「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を明確に分け、検索条件を絞り込みます。最寄り駅からの距離、家賃上限、間取りの3点を最優先にすると、物件を絞り込みやすくなります。

優先度条件例理由
最優先通勤・通学時間毎日の生活に直結する
最優先家賃上限生活の基盤となる
間取り・広さ生活の快適性に影響
築年数・設備妥協できる範囲で検討
階数・方角条件が合えば考慮

急ぎの場合は、内見せずにオンライン内見や写真・動画だけで決める覚悟も必要です。その場合、不動産会社に周辺環境や建物の状態を詳しくヒアリングし、入居後に気になる点があれば管理会社に相談できる体制を確認しておきましょう。

よくある質問

物件探しは早すぎると契約できないって本当ですか?

賃貸物件の場合、入居日の2〜3ヶ月以上前に契約すると、家賃の発生日を調整できないことがあります。多くの物件は契約から2週間〜1ヶ月程度で家賃が発生するため、早すぎる契約は空家賃が発生するリスクがあります。情報収集は早めに始めつつ、本格的な内見と申し込みは2ヶ月前からがおすすめです。

繁忙期でも家賃交渉はできますか?

繁忙期は物件の需要が高いため、家賃交渉は難しい傾向にあります。ただし、空室期間が長い物件や築年数の古い物件であれば、交渉の余地がある場合もあります。交渉する際は礼金の減額から提案すると、オーナー側も応じやすいでしょう。

子どもの入学に合わせた引っ越しはいつから探すべきですか?

小学校や中学校の入学に合わせる場合、学区の確認が必要なため、賃貸でも3〜4ヶ月前から探し始めることをおすすめします。購入の場合は6ヶ月〜1年前からの準備が理想的です。転校を伴う場合は、自治体の転入学手続きの期限も確認しておきましょう。

ファミリー向け物件はいつが探しやすいですか?

ファミリー向けの広い間取りは、4月以降の閑散期が探しやすくなります。1〜3月は単身者向けの物件が中心となるため、ファミリー物件は競争が比較的緩やかです。また、9〜10月の転勤シーズンも、ファミリー向け物件が動きやすい時期といえます。

引っ越し費用が最も安い時期はいつですか?

引っ越し費用が最も安くなるのは6月から8月の夏場です。この時期は引っ越し需要が低いため、繁忙期と比べて料金が半額程度になることもあります。11月や1月上旬も比較的安い傾向にありますが、年末年始や2〜4月は避けた方が費用を抑えられます。

まとめ

引っ越しの物件探しは、賃貸なら2ヶ月前、住宅購入なら6ヶ月前からのスタートが目安です。ただし、希望の物件がスムーズに見つかるかは分からないため、繁忙期に引っ越しを予定している場合や、家族での引っ越しを考えている場合は、さらに余裕を持ったスケジュールを組むことが成功の鍵となります。

季節によって物件数や費用、競争の激しさは大きく変動します。1〜3月の繁忙期は物件数が豊富な反面、即決力が求められます。一方、6〜8月の閑散期は物件数こそ少ないものの、じっくり比較検討でき、家賃交渉もしやすい環境が整っています。自分の引っ越し事情と照らし合わせて、最適な時期を選びましょう。

理想の住まいを見つけるためには、希望日から逆算した計画的な行動が欠かせません。この記事で紹介したスケジュールやポイントを参考に、余裕を持った物件探しを進めてください。

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