香川県 K様邸
3種の屋根形状の組み合わせが個性的な重厚感漂う平屋の住まい
「片流れ」「切妻」「寄棟」の3種類の形状を組み合わせてシルバーのガルバリウムで仕上げた屋根と、浅黄色の吹付塗装の外壁が、遠くの道路からでも目を引くK様邸。動きのある屋根形状が、30坪の延床面積以上のスケール感を演出しています。
建築地: 香川県
延床面積: 102.27㎡(30.93坪)
「生涯にわたって安全に暮らせる平屋を建てたい」と考え住まいづくりを開始したKさん。何より重視したのはデザイン性。「デザインがずば抜けていた」ことと「建物を湿気から守る壁内換気システム」が気に入り、ヤマダホームズに依頼することになりました。外観には特にこだわり、「片流れ」「切妻」「寄棟」の3つの屋根形状を組み合わせて、躍動感あふれる若々しいデザインに。外壁は質感が気に入っていた吹付塗装に。伝統的な平屋の意匠を採り入れながらも、軒天やケラバ、鼻隠しを木調シートで仕上げるなど、モダンでスタイリッシュな平屋を完成させました。
「リビングから眺めるテラスと庭が一番のお気に入り。東南が開けているので、朝日が入ってくるところを見られるのが結構いい」とKさん。リビング部分のみ折り上げ天井にし、2400mmの天井高を2580mmまで広げ開放感を出しています。露出した梁にはクロスを巻いて、空間を引き締めるアクセントに。
「家族で過ごすリビングを主役にして、そこから各部屋に行ける動線をつくりたい」との希望で、ワンルーム感覚の広いリビングを住まいの中心にレイアウト。廊下などのムダな空間をできるだけ無くすことで、30坪の延床面積でも「広すぎないから動きやすく、それでいてゆったりとした開放的な住まい」になりました。
夫婦ともに実家が近いため客間は不要と割り切り、和室はキッチン横に配置。子どもが小さい間は遊んだりお昼寝している様子をキッチンから見守れるように、また、家族がごろんと横になってくつろげるプライベートスペースとしました。南の道路側壁面には横長の窓を2列並べて、プライバシーを守りながら採光を確保しています。
アプローチには玉砂利をデザイン的に敷き詰めて、和モダンにコーディネート。住宅展示場を見て「いいな」と思って採り入れた木格子は、リビング前のテラスをさりげなく目隠ししながら、外観にさらなるデザイン性を加えています。