建築実例
- 愛知県 T様邸
- 外観:モダン内観:ナチュラル階層:2階建て
共働きの2人がホッとくつろげる和モダンな住まい
- こだわり条件
- 家族が自然と集まる/子どもの成長に合わせて変化する/友人を招く住まい/開放的な空間づくり/いつも家族の顔がみえる
- 建築地
- 愛知県
- 延床面積
- 110.96㎡(33.56坪)
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中庭を囲んで広がるLDK。くつろぎの中心は、奥様が「どうしても欲しかった」畳コーナー。小上がりにしたので、「ソファだと来客から『座っていい?』と聞かれますが、これならすぐに何人でも腰掛けてもらえます」と奥様。子どもが小さい今はベビーベッドやおむつの交換台としても活躍。床下には引き出し収納をつくり、育児用品をすっきり収めています。子どもが2階の個室に行くときには、必ずリビングで顔が見られるよう、リビング階段を採用、スケルトンにして開放感を出し、落下防止のために蹴込み部分にアクリルパネルを装着しています。
こだわり 01
対面式キッチンに小上がりの畳コーナーを組み合わせて、ダイニングスペースに。「特に子どもが小さい間は、並んで座る方が対面よりも便利です」と奥様。カウンターテーブルは、食事時以外はパソコンコーナーや、子どもが大きくなったらスタディコーナーとしても使えます。
カウンターの天板とテーブル、奥の棚板は、一枚板のクスから切り出したもの。自然のままの風合いがインテリアのアクセントになっています。カウンター下の床だけは、裸足で触れたとき気持ちいいように、杉板をスプーンカットの名栗(なぐり)加工で仕上げています。
こだわり 02
脱衣室には洗面台を置かず、浴室と合わせて完全にプライベートな空間に。「子どもが入浴している音がリビングに聞こえるようにしたかったのと、脱衣室が寒いのは嫌だったので、リビングからすぐの場所につくりました。
天井まで杉板を貼りましたが、脱衣室の床だけはひんやりしないようにクッションフロアに。「寒くないので、赤ちゃんの入浴も私一人で大丈夫です」と奥様。カウンターを付けたのは、タオルや着替えを置く場所が欲しかったからだそうですが、今は赤ちゃんの体重計置き場としても活躍しています。
床と壁に杉板を貼った爽やかで清潔感あふれる洗面室は「来客には脱衣室はあまり見せたくないけれども、洗面室は気軽に使ってもらいたい。だから、手洗い台だけ独立させて、玄関から一番近い場所に配置しました。ここなら子どもがどろんこになって帰ってきても、汚れを広げずに済みます」と奥様。
こだわり 03
2階の洋室は、もう一人子どもが生まれたときのためにドアを2つ用意。主寝室も2つに分けられるようにしています。「子どもが3人生まれたときのためでもありますが、将来親を引き取ることになっても、『1部屋あるから大丈夫』と思えます。子ども部屋に限らず、家族の成長に応じて変化させていける住まいにしました。」と奥様。天井高は「空間が間延びしないようにあえて2400mmの低さに。この高さにすると、ハイドアが天井まで届くので、ラインが揃って見た目にすっきりします」とご主人。子どもに個室が要らない今は、夫の個室として使用しています。
こだわり 04
門柱には、「共働き家庭には必須。すごく便利です」という、押印までできる宅配ロッカーを装備。玄関ポーチを長くとったのは、「雨の日に、子どもが数人並んで傘を畳める長さにしたかったので」と奥様。
外観は「外からは閉じた感じなのに、家の中に入ったらオープンな空間が広がる家にしたい」と、唯一開いた中庭には高い目隠し塀をつけて、外からは中が見えないようにしつつ、直線的かつダーク色の外壁で重厚感を演出し玄関ポーチの屋根を建物と一体化することで、さらにシンプルですっきりとした印象にしています。明るく爽やかで開放的な家の中との対比が楽しめる住まいになりました。