森閑の別荘の写真
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Case.87

森閑の別荘

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由布岳を望む高原に位置するこの敷地は、いつかは湯布院に住みたいと長年想い続けたクライアントが、ようやく巡り合った理想の地である。

これまでに何軒も住宅や別荘を手掛けてきたクライアントの、“この地に終の棲家を”との熱い思いを受けて始まった計画であった。

山林に囲まれ、野生のシカがあちらこちらから顔を出す自然の中に佇むこの建築は、木骨ラーメン工法を採用し壁を可能な限り取り払い、その自然を最大限に取り込んだ。

前面道路との取合い壁は石貼りにし、自然に馴染ませながらも外からの視線を遮ることで、屋内のどこにいても木立の中にいる気分を味わえる。

また、建物を囲うように配置した二階テラスからは、悠然とそびえる由布岳や遥か遠くまで美しく重なる山褶(やまひだ)が望めるだけでなく、木々が風を受け揺れる葉音や鳥のさえずり、敷地内に流れる沢のせせらぎが聴こえ、心身ともにリフレッシュすることができる。

私自身もこの計画を通して何度となくこの地を訪れ、四季折々の魅力を存分に感じることができた。

日々穏やかに流れる時間や、四季の移ろいの中に身を投じることができるこの空間が、日常の疲れを優しく包んでくれることだろう。

この建築が、長年想い描かれていた“理想” の先を更に想い描いていただけるものになっていることを心から願う。

Data

所在地 大分県
竣工 2023年
延床面積 286.08㎡
構造 木造(SE工法)

Designers

中村 晃の写真

一級建築士

Akira Nakamura

智原 彰子の写真

インテリアコーディネーター

Shoko Chihara

森閑の別荘

Data

所在地 大分県
竣工 2023年
延床面積 286.08㎡
構造 木造(SE工法)

Designers

中村 晃の写真

一級建築士

Akira Nakamura

智原 彰子の写真

インテリアコーディネーター

Shoko Chihara