

Case.68
「不身荘」 高松展示場
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「不身荘」 高松展示場












建物は誇張させず機能的にリアルサイズにまとめ、敷地の多くを植栽面積に割いた。
周囲が樹木で包まれた森の中にひっそりと建つ小屋をイメージしている。
来訪者は森の一部よりアプローチし、植栽露地をすりぬけ、玄関へ入る。
必然となった除菌エリアから、ブリッヂを渡り、LDKに入ると、一変して全方向に視界が広がり、石庭を背景とした薪ストーブやストリップ階段越しに緑が映り込み、勾配天井がさらに空間を広げる。
ダイニングからテラスへは全開放建具により内外を一体化し、深い軒が日差しを遮り、雨の日も庭を楽しみながらも前庭はアンジュレーションを設けることで、低く下げた軒との間で外部からの視線が入りにくくしている。
またファミリークローゼットやテレワークスペースを設置し、最近のライフスタイルに対応させている。
浴室は庭の中に置き、家族全員が緑を楽しめる安らぎの場となっている。
2階は可動間仕切りで仕切られる4人家族が機能的かつ開放的に暮らせるスケールとしている。
広い敷地に人工的な門や塀を設けるのでなく、住む人たちの手で樹を植え、家族の成長と共に季節の移ろいや自然を感じる。
時がたつにつれ味わいを感じられるように周辺環境に配慮した、これからのヒューマンサイズを提案した展示場である。
Data
所在地 | 香川県 |
---|---|
竣工 | 2022年 |
延床面積 | 160.61㎡(48.58坪) |
構造 | 在来木造 |
Designers
「不身荘」 高松展示場
Data
所在地 | 香川県 |
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竣工 | 2022年 |
延床面積 | 160.61㎡(48.58坪) |
構造 | 在来木造 |