Case.24
記憶を重ねる
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記憶を重ねる
祖父母の家が建っていた思い入れのある敷地に、この計画はスタートした。
敷地を訪れた際にはすでに解体されていたが、プランのご要望をお聞きしながら、かつての家がどう建っていたのか、そこで過ごした思い出などをお聞きし、祖父母の家と同様に今回も東側に開く計画にした。
コートハウスにすることで北東側に建つ介護施設からの視線を遮りつつ東側に大きく開き、西側には採光を確保するための坪庭を設け、明るく開放感のある空間をつくることが出来た。
また、1000㎡を超えるこの敷地は、6mもの高低差のある道路に二方接しており、その高低差を最大限に利用したいと考えた。
高低差の真ん中辺りに敷地の地盤面があったため、地階、一階、二階とそれぞれ道路からアクセスできるエントランスを設け、シーンにより使い分けできるようにした。
中庭を介し、子供の帰宅や勉強している姿を見ることが出来るゾーニングとなっている。
明るく開放的で、どこにいても家族の気配を感じる新しい空間でありながらも、リビングから毎日見える景色がどことなく懐かしく昔の記憶が蘇る、そんな住まいになっていることを期待している。
Data
所在地 | 静岡県 |
---|---|
竣工 | 2017年 |
延床面積 | 382.64㎡(115.74坪) |
構造 | RC+GA構法(混構造) |
Designers
記憶を重ねる
Data
所在地 | 静岡県 |
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竣工 | 2017年 |
延床面積 | 382.64㎡(115.74坪) |
構造 | RC+GA構法(混構造) |