移ろいの場所の写真
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Case.23

移ろいの場所

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奥行12mに対し間口が24mという広い間口が特徴であるこの敷地形状をどう活かすかが、設計する上で重要なポイントであった。
そこでまず内部空間を3つのゾーンに分け、それぞれのゾーンをパブリックとプライベート、その中間領域とし、渡り廊下で繋ぐ構成とした。玄関や和室があるパブリックゾーンから中間領域であるリビング、その奥にあるダイニングキッチンへと進むにつれ、プライベート感が増していく。各ゾーン間に生まれる隙間は、見る庭(水盤)と使う庭(テラス)とすることで、3つのゾーンを孤立させることなく、2つの庭を介し程良い距離間で繋げた。それぞれの庭は、単独で使ったり眺めたりするだけではなく、時にはリビングとダイニングキッチンを一体で広く使うことに利用し、時には水盤側に足を出して床に座り、リラックスすることにも利用する。
また、石や木や水、火などを取り入れた自然を感じられるような住まいにしたいというご要望もあり、水盤や暖炉といったアイテムを用いたほか、枝垂れ梅やモミジなどを植えることで四季の移り変わりを感じられるようにした。
近年、個人のプライバシーを尊重し他人に干渉しないことが良いこととされてきた結果、外に対して完全に遮断し内にのみ開放する住宅が増え、地域から孤立しているように感じている。今回はコートハウスではあるが、プライバシーは確保しながらも外に閉じすぎないよう、格子戸や塀の隙間、ハイサイド窓などからある程度内部の気配を感じられるようにすることで、住宅を単体として考えるのではなく、地域との繋がりを残すようにした。

Data

所在地 大阪府
竣工 2013年
延床面積 211.70㎡(64.03坪)
構造 GA構法

Designers

中村 晃の写真

一級建築士

Akira Nakamura

移ろいの場所

Data

所在地 大阪府
竣工 2013年
延床面積 211.70㎡(64.03坪)
構造 GA構法

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Akira Nakamura