
Project Case.02
小堀住研 設計監修 モデルハウス一覧
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中 庭 を 取 り 囲 み 、 「 メ ビ ウ ス の 輪 」 の よ う に
行 き 止 ま る こ と な く 続 く 動 線 。
そ れ は ま る で 、 家 全 体 を 旅 す る よ う な 感 覚
家 に 帰 る と 、 少 し タ イ ト な 門 を く ぐ る 、 こ こ が 旅の 始 ま り 。

建物を囲う壁と、所々に配置した開口部。
屋外で気兼ねなく暮らしを繰り広げる為のプライバシーを確保しつつ
空や風景を切り取り、外部の気配も程よく取り込む。
壁の内側にある四隅の庭や軒下テラスといった半外部空間が、日常を彩ります。

エントランスから、階段、水回り、ダイニングキッチンへと
南北に流れる1階の間取り
それに対して2階は東西に乗っかかる。
1階と2階、建物を十字型に交差させることで
敷地の四隅にスクエアの庭を生み出した。

近頃「コワーキングスペース」と言う言葉をよく聞きます。
異業種の人達がオフィスを共有し
それぞれの仕事が出来る共有空間です。
この「コ(co) 」というのは「共有」や「共同」といった意味があり
そこから「co-living」の発想が生まれました。

建物は誇張させず機能的にリアルサイズにまとめ
敷地の多くを植栽面積に割いた。
周囲が樹木で包まれた森の中に
ひっそりと建つ小屋をイメージしている。
時がたつにつれ味わいを感じられるように周辺環境に配慮した
これからのヒューマンサイズを提案した展示場である。

雪が積もっていても、家の中にいながら
庭に出ている気分になれる空間造りがコンセプトです。
ピザを焼いたり、日光浴や庭木の剪定をしたり。
雪国の冬においては諦めなければならなかった庭とのかかわりが
ここでは可能となりました。

日本には他に類を見ない四季という素晴らしい環境があります。
それは決して快適なものだけではなく
厳しい状況を強いられることもあります。
しかしながら酷暑の中の木陰や水音
寒さに耐え芽吹く新緑など
生命の息吹や育みを感じさせてくれます。

この展示場は『自然と建物』『自然と人』を
どう結びつけるかをテーマにしています。
都心の喧騒の中で内包された自然は
まるでガラスの器で植物を育てる
『テラリウム』に例えることができます。
光、風そして緑が生活と一体となり器に包まれる。
そこから空へと繋がる住まいです。