Case.38
「NAKAMOZU」 展示場
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「NAKAMOZU」 展示場
2005年に誕生した「MINCA.」では「間」という空間性をテーマとした。
「間」とは私たちが最も心地いいと感じる、精神的な距離感のことである。
この「NAKAMOZU」では、次なるステップとして「縁」をテーマとした。
「間」が「離す」(ある程度の距離を保つ)ものとすれば、「縁」は「結ぶ」ものである。
近年、住宅は個室の普及により、プライバシーが確保された反面、コミュニケーションは減少傾向にある。
今回の計画の特徴は、路地(アプローチ)から、中庭に沿って雁行して続く、土間の縁側である。
段差に腰かけ井戸端会議、庭を眺めて一服、子どもたちが走り回れる一番の遊び場など、みんなの場所である。
「縁」が人と人を結び、繋がりの和を広げていく。住む人や訪れる人に、世代を超えて愛され継承される。
この展示場には、そんな思いを込めている。
Data
所在地 | 大阪府 |
---|---|
竣工 | 2008 |
延床面積 | 186.54㎡(56.42坪) |
構造 | 木造2階建て |
Designers
「NAKAMOZU」 展示場
Data
所在地 | 大阪府 |
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竣工 | 2008 |
延床面積 | 186.54㎡(56.42坪) |
構造 | 木造2階建て |