生活動線

暮らしやすい生活動線

家事動線・生活動線・来客動線など、実際の生活シーンや行動経路をイメージしながら、どのような間取りにしたら良いかを考えるのかが、動線計画です。どのようにしたら効率よく動けるだろう?どうしたら家事をもっと楽にこなせるだろう?など、ご家族様独自の「動線計画」を考えることが住まいづくりの第1歩です。いざ間取りを計画してみると、注文住宅検討前には全く気づかなかった生活上の使い易さや、時短などが若干違った目線で見えてきて、住まいづくり計画がより一層楽しくなります。

家事を楽にする動線の秘訣は、「最短最小ルート」!

毎日の「重労働」はお洗濯です。洗濯物を貯める⇒洗う⇒干す⇒畳む⇒しまう一連のルーティンを、洗濯機置場からベランダまでの距離を意識して、最短最小ルートにする事を考えてみましょう。
リビング・勝手口から直接アクセスできる物干し用サンルームがあると便利ですし、洗濯物を収納するスペースを1か所に纏める「ファミリークローゼット」を1階に配すと、より一層作業が効率的になります。
更に朝のお出かけ間際や、夕飯の片付けと並行して洗濯する場合も多いので、洗濯スペースはなるべくキッチンの近くに配す工夫も必要です。

収納は、「適材適所」を意識する!

家事の効率化を実現させる上で重要部となる「収納スペース」は、全体容量の大きさではなく、管理がし易く片付け易い事が大切です。使いたい場所の至近距離に配し、適量の収納が備えてあるかを優先すると散らかり難くなります。

玄関スペースに「ゆとりの収納」を!

帰宅時に脱いだ靴・上着類を始め、傘・ベビーカー・子供の外遊び道具などで散らかりがちな玄関に、広めの土間スペースを設けて直置きさせない工夫も大切です。お掃除する際に、最も手間がかかるのは、床に直置きしてある荷物を「片付けながら」という動作です。ロボット掃除機が主流となる今では、お掃除する場所(特に床)が散らかっていなければ、お掃除が円滑に進行できて、家事を楽にします。

料理を作りながら、「複数の家事」が同時並行!

家事は、マルチタスクを流れで行うことが多いもの。キッチンの作業単体での回遊性だけでなく、キッチンに隣接する洗濯室・バスルーム・廊下など複数動線が確保されていると、お料理をしながら、他の家事も含めて複数が同時進行をしやすくなって、家事を楽にします。

キッチンレイアウトパターンは、対面式のオープンタイプが人気で、様々なバリエーションがあります。
詳しくは、「キッチンレイアウトの基本ページ」を合わせてご覧ください。

「老後」を見据え、「1階主寝室」へアレンジ可!

お客様宿泊用の寝室として設けた「1階和室」を、階段の昇降が厳しくなる老後生活に備えて、1階主寝室として予めアレンジしやすい設計にしておけば、老後に「1階だけで暮らしが完結」できることも可能になります。
なお、バスルーム・トイレ・洗濯機置場の1階レイアウトも同様ですが、今の家族構成数・ライフスタイルだけではなく、20年~30年先までを見据えた暮らしを反映させた間取りを検討しましょう。

建築地が割と広めのお客様には、「平屋建て」が人気となっています。
バリアフリー暮らしを実現させる「平屋」邸宅の魅力ページも合わせてご参照ください。

長くなった「自宅滞在時間」に対応した間取り!!

家は単なる「住まう場所」としてだけではなく、「夫婦が共に作業に集中し易いテレワークスペース」・「子育ての場」・「運動・趣味・食などを楽しむ場」など、今まで以上に多様な役割が求められるようになっていくと考えています。
「最も長時間家にいる方は誰なのか」に重点を置くと、ご家族様にとっての「理想の間取り」が浮かび上がってきます。

事前に「配線計画」を立てると、お掃除し易い!
NET接続必須の部屋に、「有線LAN」を追加

コンセント配線場所の影響で、お掃除がし難くなってホコリが溜まり易くなったという事例も多々あります。延長コード使用など無駄な配線整理を避けるためにも、どこでどんな家電を使いたいかなどを事前に想定した配線計画を立ててみましょう。
また、無線LAN(Wi-Fi)のネット接続を遅くする遮蔽物として考えられる大きな要因の一つに、「断熱材」・「土壁」が考えられます。書斎・テレワークスペース・リビングなど、ネット環境を重要視するお部屋には、念の為「有線LAN」コンセントを設けると、ストレスフリーに繋がります。