リフォーム実例:フルリノベーション
築百年の京町家を、古き良き時代の風情を愉しむゲストハウスに。
- お客様
- 京都府 H様のゲストハウス
- 費用
- 工期
- 約4ヶ月
- 築年数
- 約100年
- 家族構成

京町屋ならではの趣きを残しながら、建物の歪みを修正し、腐朽部分を撤去。京を訪れる旅行者を温かく迎えるノスタルジックなゲストハウスとして、新しく生まれ変わりました。
当初は娘さんとの近居のためにと購入された築百年の京町家を、旅行者のための宿泊施設にリフォームされました。海外からのお客様にも大変好評だそうです。
吹き抜け
高窓から明るい光が差し込む通り庭の吹き抜けを生かし、階段を増設。梁を移動することで、スムーズな上り下りが可能に。杉材の手摺りを新調。風情ある「おくどさん」(かまど)は、造作ガラスで囲って残し、隣に実際に使用できるミニキッチンを配置。古井戸の滑車も、演出の小道具として残しています。


外観
懐かしさが息づく風情をそのまま。瓦屋根、漆喰壁に出格子と、伝統的な京町家の佇まいで魅せる外観。お客様を温かく迎えます。

玄関
玄関につながる「見せの間」に、印象的な赤い襖戸を配置。訪れる人を楽しい驚きと遊び心で迎えます。縦格子越しのやわらかな陽射しを感じることができるスペース。

1階 和室
中庭のつくばいや灯籠がゆったりと眺められるよう、縁側に続く和室を広々と。漆喰壁に囲まれた白い空間に、黒いアクセントクロスを配したことで、洗練されたイメージに仕上げました。


ゆっくりとくつろげる寝室を2種
外国の方が宿泊されることを想定し、寝室は和室とベッドルームを用意。網代風のクロスを配した勾配天井が、上質で落ち着きのある空間を演出。


※文中に記載の社名および担当者の所属先、築年数、費用等は取材時の内容です。
お客様の声
朽ちる寸前だった建物がこんなにも美しく甦り、感激です。 当初は建て替えるつもりでしたが、伝統的な京町家の風情を残せて良かった。宿泊されるお客様にも、とても喜んでいただいています。