京都府 S様邸
スケルトン階段で空間をさりげなく分けた子どもが元気に育つ明るい住まい
中庭、リビングをひと目で見渡せる開放的なオープンキッチン。「以前は独立型のキッチンで、寂しかったのですが、家族と一緒に会話をしながらキッチンに立てるようになり、大変快適です」と奥さま。
建築地: 京都府
延床面積: 108.64㎡(32.86坪)
ご主人がイメージされていたのは、どこにいても家族の気配が感じられるような、温かみの伝わる住まい。それに加え、奥さまは「モダンで、他にはちょっとないような雰囲気にしたい」ともお考えでした。
プランは、外からの視線を閉ざし、中庭に開いたコートハウス。中庭を囲むように配したLDKは、開口部から明るい日差しがたっぷりと注ぎ、心地よい開放感に包まれます。白を基調にしたシンプルな空間に、メープル材のフローリングや階段部の柱、踏み板など、木を多用することで、全体にやさしい温もりが感じられる空間になっています。ダイニング部分を一段高くした小上がりと、中央に挟んだスケルトン階段が、空間の仕切り役を果たします。視点が変わり、ワンフロアだけれど、何となく空間が分かれている感じをもたらします。
LDKは、オープンなキッチンとスケルトン階段、一段高く配置したダイニングで構成するワンフロア。
床や階段の踏み板など、木の素材感が空間に温もりをもたらします。スケルトン階段はインテリアの
一部にとけこみ空間をさりげなく分けています。
開口部を開け放てば、LDKと一体化し空間に広がりをもたらすウッドデッキ。
外でありながら、住空間全体の重要な役割を果たしています。
シャープな片流れの屋根が印象的な外観。白い外壁に縦に配した格子のアクセントが、すっきりとスタイリッシュなイメージを高めます。
中庭側の開口部からたっぷりと光が注ぐ、2階フリースペース。天井を吹き抜けにして梁を見せ、伸びやかな空間にしています。構造上残した柱は回遊でき、お子様の遊び場のアクセントにもなっています。