長寿命の住まい

世代を超えて住み継ぐ。

木の住まいで長寿命をかなえるために、劣化の原因になる湿気対策を徹底しました。壁の内部に発生する結露を自然エネルギーで排出する換気システムを開発。将来の住まいの老朽化を予測して必要な対策を実施しています。

長寿命の住まい

世代を超えて住み継ぐ。

木の住まいで長寿命をかなえるために、劣化の原因になる湿気対策を徹底しました。壁の内部に発生する結露を自然エネルギーで排出する換気システムを開発。将来の住まいの老朽化を予測して必要な対策を実施しています。

いつまでも安心・快適に暮らすために 長持ちする木の住まい。

壁内換気システムが木の住まいの劣化を防ぐ。

木の住まいの寿命を縮めるのが、湿気による木材の劣化。特に近年の高気密・高断熱の住まいでは、構造材の中に入り込んだ湿気が逃げ場を失って結露する「内部結露」が発生し、住まいの耐久性を損なう原因になっています。内部結露を解消して住まいの耐久性を高めるのが「壁内換気システム」。温かい空気が上昇する性質を利用した自然の換気システムで、壁の中に通気層をつくって空気とともに湿気を排出します。

邸別設計で、住まいの耐久性を高める仕組み。

立地条件や間取りによって内部結露の発生状況は異なるもの。私たちは、一邸ごとに、長く快適に暮らせる住まいづくりをご提案しています。「邸別パネル設計」で壁内部の通気効率を最適化し、「邸別生産方式」で高品質・高精度の部材を厳しい管理のもと生産・出荷。さらに、見える窓「Lupe(ルーペ)」で、完成後の構造躯体内部チェックも実現し、住まいの耐久性を末永く見守ります。

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内部結露を追放する壁内換気システム

壁内換気システムの様々な効果

  • 3世代にわたる耐久性を実現。

    壁内部の結露を防止することで構造材の腐食を防ぎ、湿気を好むシロアリを寄せつけないとともに、乾燥状態を保つことで新築時の構造耐力を維持します。

  • いつまでも省エネの住まい。

    断熱材の濡れを防止することで、断熱効果をより長く維持させることができます。

  • 夏涼しい住まいを実現します。

    夏、壁内換気を行った場合と行わない場合を比較したとき、外壁から侵入する熱が減少します。

  • 冬期の防湿効果を高めます。

    壁内部に湿気が溜まりやすい冬場でも壁内換気システムの働きにより、湿気を排出し高い防湿効果を発揮します。

自然のエネルギーを活用して内部結露を追放。
住まいの耐久性を高める「壁内換気システム」。

構造躯体を常に乾燥した状態に保ち、
構造材や断熱材の劣化を防ぎます。

床下から壁内部を通り小屋裏から屋外へ。空気とともに内部結露の原因となる壁内の湿気を排出する壁内換気システム。太陽で温められた空気が上昇する性質を利用した自然の換気システムで、半永久的に効果を発揮し住まいの耐久性を高めます。
ポイントは、VFパッキンによる床下全周換気と壁パネルの中に設けられた通気層。湿気がこもりやすい部分に空気の流れをつくることで、建物は常に乾燥状態に。湿気による構造材の腐食とともに断熱材の劣化も防ぎ、長く快適な暮らしをかなえます。

壁内換気+外壁通気層のW通気工法で
約75~90年の耐久性を発揮。

壁パネル内部に通気層を設けた壁内通気システムに加えて、壁パネルと外壁材の間にも外壁通気層を設けました。2つの通気層で内部結露を徹底的に解消するため、構造躯体は約75~90年の耐久性を発揮。住宅性能表示制度「劣化の軽減」の最高等級に対応しています。

構造躯体を常に乾燥した状態に保ち、
構造材や断熱材の劣化を防ぎます。

床下から壁内部を通り小屋裏から屋外へ。空気とともに内部結露の原因となる壁内の湿気を排出する壁内換気システム。太陽で温められた空気が上昇する性質を利用した自然の換気システムで、半永久的に効果を発揮し住まいの耐久性を高めます。
ポイントは、VFパッキンによる床下全周換気と壁パネルの中に設けられた通気層。湿気がこもりやすい部分に空気の流れをつくることで、建物は常に乾燥状態に。湿気による構造材の腐食とともに断熱材の劣化も防ぎ、長く快適な暮らしをかなえます。

壁内換気+外壁通気層のW通気工法で約75~90年の耐久性を発揮。

床下から壁内部を通り小屋裏から屋外へ。空気とともに内部結露の原因となる壁内の湿気を排出する壁内換気システム。太陽で温められた空気が上昇する性質を利用した自然の換気システムで、半永久的に効果を発揮し住まいの耐久性を高めます。
ポイントは、VFパッキンによる床下全周換気と壁パネルの中に設けられた通気層。湿気がこもりやすい部分に空気の流れをつくることで、建物は常に乾燥状態に。湿気による構造材の腐食とともに断熱材の劣化も防ぎ、長く快適な暮らしをかなえます。

見える窓 Lupe 壁内部を定期的に診断。

建物が完成した後も壁内部の乾燥状態などを定期的に点検できる「見える窓Lupe(ルーペ)」。長年にわたる結露対策のデータとノウハウを活かし、構造躯体全体の健全性維持と内部状態の診断を可能にしています。

結露発生リスクが高い場所に
「耐湿パネル」を配置

「壁内換気システム」で壁内部に通気層をつくるほか、構造上通気が難しい場所や水まわりなど、結露発生リスクが高い場所には「ドライセル」「耐湿パネル」などの部材を計画的に配置しています。

耐湿パネル

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壁内換気システムの効果

築24年の住まいでその効果が実証されました。

構造材の含水率は工場出荷時の19%よりも低く、
断熱材も乾燥した状態を保っていました。

創業以来快適な住まいづくりに取り組み、30年以上も前から壁内換気システムを開発。壁内換気システムを採用した築24年の住宅をリフォームのため解体・検査したところ、含水率は住まい全体で19%以下、湿気がたまりやすい水まわりも含めて低い値が保たれていました。住むほどに乾燥がすすみ、断熱材も初期性能を維持しているなど、壁内換気システムが快適性や耐久性に高い効果を発揮していることが証明されました。

  • 断熱材を取り除く

    内装材をはがして断熱材を取り外すと、カビの発生もなく新築時と変わらない断熱材の状態が確認されました。

  • 構造用パネル内部

    パネルの含水率を調査。施工当時のままの状態で、結露による影響はまったく見られません。

  • 基礎・金物部分

    内部の金物やアンカーボルトにもサビの発生は認められませんでした。床下も乾燥状態が保たれていました。

SxLシグマは、スムストック対象の注文住宅商品です