建築実例

  • 和歌山県 I氏邸
  • 外観:和モダン内観:和モダン階層:2階建て

生活感を抑えたのびやかな空間で“いつも子どもと一緒”の安心を。

こだわり条件
家族が自然と集まる/子どもの成長に合わせて変化する/趣味・収納のスペース/いつも家族の顔がみえる
建築地
和歌山県
延床面積
147.73㎡(44.68坪)

Voice

室内と配色を連動させて白と焦げ茶で大胆に切り替えられた外壁。縦格子やシャープな切妻屋根、横長に配された開口で直線的な美しさをシンプルに表現。「和風が好き」とおっしゃる奥さまの希望に応え、落ち着きのあるモダンな雰囲気の外観デザイン。すっきり広々とした空間で、いつでもお子さまの声や気配が感じられる暮らし。かなえたのは空間を仕切らない開放的な設計と豊富な適材適所の収納でした。

こだわり 01

LDKは白を基調に無垢のフローリングや面材の木目でシックにコーディネート。
キッチンは吊戸棚を設けず、奥にあるファミリーコーナーとは格子で仕切ることで広がりを演出しています。

こだわり 02

お料理しながらリビングの家族とおしゃべりができるオープンなダイニングキッチン。「シンク周りの壁が高くなっているので、手元が見えないのもうれしい」と奥さま。
食品庫から食材を取り出したり、洗面室へ行ったりと動線や作業のしやすさを重視したキッチン。

こだわり 03

キッチンに立つとリビングや庭で遊ぶお子さまに目が届き、後ろに設けられたファミリーコーナーも壁を設けないで縦格子にすることで、声や気配が伝わる程よいつながりが保たれる設計になっています。
「ファミリーコーナーは十分な広さがあるので、大きくなったらここで子どもが勉強もできます。成長とともに、ずっと使える空間を造ることができました」。将来に渡ってお子さまを見守りながら、ゆったりと暮らせる住まい。

こだわり 04

住んでおられたアパートがお子さまの誕生で手狭になり、住まいづくりを決められたIさん。「生活感が出ないようにしたかったので、収納は大切なテーマでした。できるだけ広く、すっきりとした空間の中で、いつも子どもの気配が感じられる、安心感のある住まいにしたいと思っていました」とおっしゃいます。そんな想いをカタチにしたのが、扉などで仕切らないオープンな設計が特徴の明るく、開放的なLDKです。そして、のびやかな空間をすっきりと見せているのが、適材適所の合理的な収納です。「キッチンや洗面室など、それぞれの場所に置いておきたいモノが入れられるように」とのご希望で、各所に用途に合わせて収納を細かく配置。1階にはクローゼットも設置しているので、帰宅したご主人が脱いだ上着をすぐ仕舞うこともできます。坪庭で広がりのある玄関は奥にベビーカーも収納できるシューズインクローク。こうした収納の工夫に加えて、回遊動線を上手に取り入れているところがI氏邸のポイント。キッチンや洗面室をスムーズに結ぶ動線が、少しの移動で欲しいモノに手が届く、使い勝手のよさを実現しています。

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