建築実例

  • 奈良県 F様邸
  • 外観:和モダン内観:ナチュラル階層:2階建て

中庭と蔵がもたらす豊かさと、機能的で快適な暮らし心地が融合。

こだわり条件
家族が自然と集まる/友人を招く住まい/季節を感じながら暮らす/いつも家族の顔がみえる/自然を感じるくつろぎ空間
建築地
奈良県
延床面積
230.56㎡(69.74坪)

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古い蔵のある風景が日々の暮らしに温もりをもたらすF氏邸。門屋を配した和情緒溢れる外観デザインも印象的。

こだわり 01

住まいのどこからでも、蔵のある中庭を眺めることができる空間設計。

こだわり 02

築150年を優に超える旧家の母屋をこのたび新しく建て替えられたFさん。同じ敷地内にある蔵と “離れ”、そして田畑の残る周囲の風景にも自然に馴染む外観にしたいと考えられ、しっとりと落ち着きのある和モダンの住まいを建築されました。以前は親世帯が母屋に、子世帯は奥の“離れ”にお住まいでしたが、建替えを機に交代。新しく生まれ変わった母屋は、子世帯であるFさんご夫妻の思いが詰まったこだわりの住まいとなりました。
特徴的なのは、門屋を設けたエントランス。格子戸をくぐり、シンボルツリーのヤマボウシの木を右手に眺めながら玄関までの小径を進みます。
「短い通路ですが奥行きが感じられ、通るたび豊かな気持ちになります。とくにライトアップされた夜の表情がいい。犬の散歩から帰って来るたび、美しい景色に見惚れています」と、ご主人。

こだわり 03

もう一つのポイントは外に閉じ、蔵の風情と存在感を楽しめる中庭に開いた空間設計。玄関に足を踏み入れると、ガラス越しに中庭に視線が抜け、家族とともに長い歴史を刻んできた古い蔵の重厚な温もりが伝わってきます。“離れ”(親世帯)を生活の場にされているご両親は、日中母屋を訪れ、ミニキッチンを配したLDKと二間続きの和室で寛いだりお客様を迎えたりと、上手に使い分けておられます。

こだわり 04

リビングは、白を基調にナチュラルな木の質感をアクセントにした温かみのある洋の大空間。両サイドの開口部から光がたっぷりと差し込む明るく気持ちのいいスペースです。「今時のカフェっぽいイメージをどこかに取り入れたくて。キッチン横の洗面とリビング収納に繋がる2箇所のドアの上部に丸みをつけてもらいました」と、微笑む奥さま。「子どもたちも新しい住まいになって大喜び。下の子は友だちを呼び、2階のセカンドリビングをゲーム部屋にして楽しんでいます」同じ敷地内に新旧が混在するF氏邸。家族の歴史を新たに紡ぎ始めた喜びに溢れていました。

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