建築実例

  • O様邸
  • 外観:モダン内観:モダン階層:2階建て

「石の箱」のように閉じた建物の中で、光と風を浴びながら開放的に暮らす

こだわり条件
家族が自然と集まる/趣味・収納のスペース/開放的な空間づくり/いつも家族の顔がみえる
建築地
神奈川県
延床面積
100.70㎡(30.46坪)

Voice

「抜け感」や「カッコいい」要素をにいっぱい詰め込み、光がいっぱい入るおうちでのんびりしていると幸せを実感します。

こだわり1

LDKは「抜け感」と「開放感」を重視して、中庭と吹抜けのある間取りに。中庭に面した吹抜けをつくることで、すみずみまで視線と光が通るようになっています。室内は、無機質を感じるグレーを基調としながら、温もりを感じやすい色の木調を組み合わせたことによって、ご主人の好きな『武骨』なテイストと、奥様の好きな『ホテルライク』なテイストと、日常の生活感が違和感なく溶け込む住まいになりました。

こだわり2

木造とは思えないほどの大きな吹抜けを実現。LDKはもちろん、廊下や主寝室までつながる大空間でも、日当たりがよく断熱性が高いので、上下階の壁掛けエアコン2台で十分な暖かさが得られています。「リビング自体は以前のマンションよりも狭くなりましたが、天井高と抜け感のおかげでゆったりした気持ちで暮らせます」とのことです。

こだわり3

「子どもの顔を見ながら料理ができるように」とキッチンは対面式を採用。リビングの一部にもなるので、スタイリッシュにカッコよく仕上がるよう、後ろの壁まで黒で統一し、アクセントに木調の下がり天井をプラス。タイルにほんの少し入ったキラキラが、ダウンライトで照らされて輝く夜の表情まで考えた一番のお気に入りスペースだそう。冷蔵庫など生活感が出るものはすべてすぐ隣のオープンパントリーに収納し、使いやすさにもこだわっています。

こだわり4

リビングのすぐ隣に用意したご主人のワークスペース。「面積は小さいが、自分の城感があります」とお気に入り。リビング側の壁に小窓をつけることで開放感を出しつつ(写真右)、「集中力が多少落ちるかもしれませんが、仕事をしている間もリビングの子どもたちの様子が目に入るようにしたい」という希望も実現。背面の本棚は、独身時代から集めてきた「木×アイアン」の家具(写真左)のひとつで、事前に寸法を測ってきっちり納めました。

こだわり5

閉鎖的な外観から一転して開放的な空間が広がる玄関ホール。玄関扉を開けた正面に中庭を配置し、大きな窓から視線が抜けるようにしています。生活感が出るものを置かずに済むようシューズクローゼットをつくり、すっきり広々とした玄関を実現しました。

こだわり6

道路側からは室内が全くうかがい知れない、「石の箱」のような重厚で閉じた外観。ご主人がこだわって選んだ外壁材を使って、デザイン性高く仕上げています。

こだわり7

タイルを敷き詰めた中庭は、室内に光を取り込むだけでなく、周囲の視線を気にせず遊べる場所としても活躍。バーベキューをしたり、夏にはプール遊びも楽しんでいるそう。白い壁に囲まれ「青空とプールの水と植物の緑を眺めていると、ビールが飲みたくなったりします(笑)」という気持ちのいい空間になりました。

こだわりポイント

ご主人の仕事がほぼ在宅ワークになったことで自宅の滞在時間が増えた結果、「戸建てなら自分のテリトリーが持てて、子どもとのこれからのライフステージにも対応しやすいはず」と考え新築を検討。生まれてからずっとマンションで暮らしていたご主人は、「他人の目を気にせずに過ごせる、武骨でかっこいい家」を希望。一方、一戸建て育ちの奥様の希望は「光と風をたっぷり採り入れながら開放的に暮らせる、上質感あふれるホテルライクな家」という真逆のもの。そこで考えたのが、中庭を設けることで「外からは閉じつつ、中からは外へと広がる」都市型の間取り。道路から見える部分に窓がない外観は、コンクリート打ちっぱなしのようなデザインも相まって、まさに希望した通りの「石の箱」。プライバシーを守りながらも、中に一歩入れば、中庭から吹抜けやスケルトン階段越しに家じゅう隅々まで光と開放感が広がる住まいになりました。

新着建築実例