セミリタイア後の暮らしをより豊かにしてくれる、コンサートホールのある住まい

こだわり１

大理石のテーブルがあるダイニングキッチンでは、イタリア人の講師に来てもらって料理教室を開催。引き戸でつながるリビングでは、バイオリンのレッスンを受けたり、ミニコンサートを開いたり。知人や友人との文化的交流が広がる住まいはまるで「カルチャーセンターみたいでしょ」とSさん。

こだわり2

ピアノやバイオリンのレッスン場兼コンサートホールになるリビング。20人以上座れるスペースを確保しつつ、すぐ隣に続くインナーガレージの窓を開ければさらに大人数の収容が可能。鏡のように見える額入りのモニターや、Bang & Olufsenのスピーカーなど、デザイン性にもこだわった仕上がりとなっています。外壁側を一面クローゼットにすることで収納力と同時に防音性もアップさせています。

こだわり3

家族がくつろぐ時間の大半はここで過ごしているという広いダイニングキッチンは、料理教室の会場としても活躍。大人数が集まっても居心地がいいのは、2方向の大きな掃き出し窓で明るさと開放感が確保されているから。奥さまが収集するインテリア小物が、シックな空間に個性と遊び心を添えています。

こだわり4

階段ホールと一体になった玄関ホールは、3階分の高さがある吹抜けから降り注ぐ日差しが白い床や壁に反射し、輝くほどの明るさ。さらに、パティオに面した大きな掃き出し窓や、ダイニングへ続くガラス扉などを使ったオープンなつくりが、来客を心地よく招き入れてくれます。

こだわり5

ご夫婦ともに「一番気に入っている場所」という、来客用の手洗いも兼ねた1階トイレ。階段下の空間を利用しながら、洗面室とつなげることで狭さを感じさせず、銀座のショールームでこだわって選んだ本棚柄の壁紙で軽快さも演出しています。

こだわり6

インナーガレージを装備したシンプルなフォルムやモノトーンの色使いで、すっきりとモダンにまとめられた外観。屋上に続く階段ホールの高さがさらなる邸宅感を醸し出しています。自宅へのアプローチには、以前の家で使っていた敷石を再利用し、思い出と重厚感をプラス。インナーガレージの隣が賃貸への入り口になっています。

こだわり7

「思っていたよりも広いスペースができた」という屋上は、周辺に高い建物が無いので、広く遠くまで見晴らすことができる気持ちのいい空間となりました。近隣で開催される花火大会も鑑賞できるそうです。

こだわりポイント

希望したのは、以前同様に賃貸併用住宅にすること、数年前から自宅キッチンで行っていた料理教室を継続できること、バイオリン教室とコンサートが開ける部屋をつくること、の３つ。1階は玄関ホールからコンサートホールとなるリビングまで全体が来客仕様のパブリックゾーンに、2階は個室や水回りを配したプライベートゾーンに。都心の住宅密集地ながら、吹抜けの階段ホールから日差しを採りこむことで、明るく開放感たっぷりの住まいを完成させました。