建築実例

  • W様邸
  • 外観:モダン内観:モダン階層:3階建て

プランニングの工夫で、2世帯6人が快適に暮らせる3階建ての住まい

こだわり条件
友人を招く住まい/眺望を楽しむ/いつも家族の顔がみえる
建築地
大阪府
延床面積
125.65㎡(38.00坪)

Voice

「自分たちは間取りのことは分からない。信頼できるプロに任せよう」と、プランニングをほぼ一任しました。

こだわり1

2階LDKの主役は大きなアイランドキッチン。「以前住んでいたマンションが対面式キッチンで、カウンターの中は狭くて暑くて一人しか作業できず、孤独感がすごかったんです。対面式キッチンにするより高くなる、と言われましたが、『一日のほとんどをここで過ごすのだから』と夫を説得しました」と奥様。キッチンに立つと、すぐ後ろには窓があり、視線の先にはリビングの掃き出し窓から空が広がるため開放感があり、お気に入りの居場所です。

こだわり2

「カフェ風にしたい」とのご主人の希望で、一面だけ木目柄の壁紙を使い、スタイリッシュに仕上げたリビング。「できるだけ物を置かずに暮らしたい」と、ソファなどの大型家具を置かずすっきり広々とした空間に。床には床暖房を入れているので、ゴロゴロくつろげて快適なのだそう。

こだわり3

アイランドキッチンの隣に伸長式のテーブルを並べて、大家族が一堂に会せるようにしたダイニング。「キッチンの調理スペースからすぐ横に動かすだけで配膳できるので、すごくラクになりました。広いから作業もしやすいです」と奥様も満足げ。アイランドキッチンの下はぐるりと収納になっているので、調理器具や小物がたっぷり入り、オープンスタイルでもすっきり暮らせています。

こだわり4

目隠しの縦格子がアクセントになった、和モダンな外観。カーテンやブラインドを付けなくても外からの視線を防いでプライバシーを守れる、絶妙な細さと間隔の縦格子。「提案されたときから家族みんなですごく気に入って。社会人の娘が『縦格子のお金は私が出してもいいから』とまで言って付けたもの。来客があったときにさりげなく外の様子がうかがえるのも便利で、とても気に入っています」とWさん。

こだわり5

1階につくった、ご両親のための洋室と和室。「今までどおり南向きの畳の部屋で、こたつを置いて暮らしたい」という希望に応えるために、以前の家と同じ位置に畳の部屋をつくって、ベッドが置ける広い洋室をすぐ隣に用意しました。設計当時には車椅子は不要でしたが、担当者の「将来車椅子になっても困らないように」との配慮で空間にゆとりを持たせたので、車椅子使用になった現在とても助かっているそうです。

こだわり6

3階にある子ども部屋からは、遠くの山並みと高架線路を眺めることができる。「線路からすごく離れているのに、この格子を目印に我が家を見つけるんです」と、思いがけない格子の効果にも喜んでいる。

こだわり7

3階にあるもうひとつの子ども部屋。天井にダークな色合いの壁紙を貼り、落ち着いた印象に仕上げた。バルコニーは、洗濯物が多かった日の予備の物干し場にもなっています。

こだわり8

車椅子の使用を見越して、スペースを広く取った玄関ホール。右手手前にあるっご両親の部屋から、左手にあるトイレや洗面台への行き来もスムーズ。左手奥には、「大人の女性が3人いるからこれは絶対に必要でしょう」と担当者が提案した大型のシューズインクロークも備えています。

こだわりポイント

介護が必要になった両親と暮らすために、実家を建て替えることにしたWさん。「両親が少しでも気持ちよく過ごせる家にしてあげたい」と、1階は建替え前に似た間取りにし、2、3階は子世帯用の間取りにした3階建てを計画。両親が希望していた畳の部屋と、ベッドを2台おける広い洋室、大型のシューズクロークまでつくることができました。

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