建築実例
空間を広げる巧みな工夫で、暮らしも心地よく広げて。
視線をおおらかに通しながら、光や季節感を豊かに採り込んで。
空間は縦に長い建物配置を感じさせない、のびやかな広がりと開放感に満たされていました。
LDK
開口部と吹抜けからの陽光が明るいLDK。「隠す」キッチンでシンク周りも、収納もすっきり。
「まるでカフェみたい」って友だちもゆっくり過ごしていってくれます」。

リビング
ナチュラルなウッド系でまとめられた1階のリビング。
キッチンからリビング階段を通して玄関やその奥にある和室にまで視線が広がります。

セカンドリビング
ご主人の趣味のギターやアンティーク家具などに囲まれた2階のセカンドリビング。
将来は収納で仕切って個室として使えるにようにも考えられています。

和室
玄関横の和室は広がりをもたらしながら、独立感も確保。

玄関
窓の奥の紅葉が彩りを添え、来訪者の寛ぎを演出する土間玄関。

ワークスペース
吹抜けに面したスタディーコーナーは、ご主人のワークスペースとして活用。

外観


プランニングのポイント
駐車場と庭を設けると細長くなり、限られてくる敷地面積。その中でLDKをより広く確保するために考えたのは視線を通すこと。空間をオープンにつなぎながら、坪庭を眺める土間玄関や2ヶ所の吹抜けで明るさも広がる空間になりました。
木の温もりに包まれた空間には、快適に暮らす納得の提案が随所に。
住宅展示場でヤマダホームズのモデルハウスに出会い、本格的に住まいづくりを考えはじめたとおっしゃるYさん。住まいには以前から興味があったということで、「土間のある広めの玄関。空間は細かく仕切らないで、階段は家族の顔が見えるようにリビングに。和室は空間として独立させたい」とこだわりをお持ちでした。
縦に長い建物配置でありながら、のびやかな空間が印象的な住まい。それを実現しているのは、空間に広がりを生み出すために施された巧みな空間演出です。玄関を一歩入ると目にとまるのが、窓越しに見える坪庭の鮮やかな紅葉。ホールに立つとLDKへ、2階へと視線が抜け、リビングの2カ所の吹抜けがもたらす明るさと広がりが心地いい空間となっています。2階も寝室以外は仕切らないオープンな設計で、開放感たっぷりに。「自分たちの要望がちゃんと反映されていながら、想像もしていなかったプラスαの提案が素晴らしかったですね」。さらに、シンク周りの腰壁を高くし、壁面収納は扉にして隠すことで生活感を払拭したキッチンや、吹抜けを活かした2階のスタディーコーナーなどに、「そんな方法もあるんだ」と期待感は膨らんでいったといわれます。
また、木がお好きということから、外観や住まいの内部に天然木を使用して統一感を演出。梁や建具などの木目と、木製の家具や茶系でコーディネートされたインテリアが調和して、温もりのある雰囲気に仕上げることができました。

物件データ
| 建築地 | 大阪府 |
|---|---|
| 延床面積 | 114.59㎡(34.66坪) |
| 階数 | 2階建て |
| 暮らし方 |
子育て家族の住まい 家事導線がスムーズな間取り 趣味・こだわりの家 |









