リフォーム実例:フルリノベーション
京都の歴史を刻む町屋の風情と現代の機能性が融合する4世帯住宅
- お客様
- 京都府 K様邸
- 費用
- 工期
- 約8ヶ月
- 築年数
- 約100年
- 家族構成
かつては染物屋として、京都の街並みに彩りを添えた京町屋。歴史を重ねた住まいを、ともに暮らす母、茨城に住む娘夫婦・孫との4世帯同居のためフルリフォームすることに。
リフォームにあたって最も大切にしたのは、伝統的な町屋の風情を残すこと。多世代の家族が、それぞれ適度な距離感を保って暮らせる間取りを追求しつつ、特徴的な建築様式である火袋(吹き抜け)を採用するなど、町屋建築の雰囲気を再現しました。また、力強い印象の梁や伝統的な格子戸は、既存のものを補修して再利用。慣れ親しんだ住まいの懐かしさと、歴史を感じられる工夫を随所に施してます。
そして、もうひとつの大きなテーマが「防寒」。盆地という土地柄もあり、冬の寒さはKさまにとって長年の悩みだったそう。対策として、LDKは全面床暖房を採用。無垢材では珍しい床暖房対応のフローリングは、町屋の雰囲気にしっくりと馴染みます。さらに壁や窓の気密性も高めることで、冷暖房効率の良い空間を作り出しました。
LDK
以前は辛い寒さに耐えながらの炊事だったが、床暖房を採用し快適に。キッチン前にはダイニングスペースを設け、家族団らんの場所となった。吹き抜けが開放感抜群。
キッチン
幅3m60cmの広々としたキッチンは、母と娘2人で立ってもストレスフリー。会話を楽しみながらのびのび調理できます。
玄関
玄関を入って左手の控えの間は、お客さまへのちょっとしたおもてなしに便利。風情ある丸窓が茶室を思わせます。
1F 和室
お母さまがデイサービスを利用しやすいように、担当のケアマネジャーとも相談しながら屋外との導線を設計。
2F リビング
天井裏に隠れていた古い梁をあえて表に出すことで、天井の高さを確保すると同時に町屋建築らしさをプラス。
※文中に記載の社名および担当者の所属先、築年数、費用等は取材時の内容です。
お客様の声
お招きしたお客さまも、みんな温かいと喜んでくれます。