玄関ドアリフォームのご紹介

雨や直射日光にさらされ、出入りのたびにダメージのかかる玄関ドアは、経年劣化の出やすい場所です。また、デザインに時代のトレンドが現れる傾向があり、家の印象も大きく左右します。
ここでは、玄関ドアリフォームのお役立ち情報をご紹介していきます。

1. 玄関ドアの進化

玄関ドアに求められる性能は、大きく分けて5つあります。
防犯性、断熱性、採風性、採光性、と、デザイン性です。
最新のドアはいずれも大きく進化しており、特にカギについてはカードキー・スマホキー・顔認証など紛失リスクを大幅に下げる開発が進んでいます。
順番に見てみましょう

防犯性
スマートフォンやカードなどをかざすと開閉できる鍵(スマートキー)や、顔認証での開閉が可能なタイプなどが登場しています。スマートキーはコピーが難しいうえ、紛失や盗難にあった際もドア側の登録情報を書き換えてしまえば無効化することができるので、防犯性が高く、安心です。
断熱性
外気の暑さ寒さは、開口部から入り込んできます。玄関ドアも面積の大きい開口部となりますので、断熱性能を高めることで、室内の温度変化を抑えることができます。
断熱リフォームをご検討の際には、壁や窓だけでなく、玄関ドアのリフォームも検討することをお勧めします。
採風性
玄関は湿気や匂いがこもりやすい場所。最新のドアでは、扉を閉めたままで換気できるモデルも登場しています。
採光性
扉にガラス面を配した玄関ドアであれば、太陽光を玄関に取り入れることができます。
日当たりの良い玄関であれば、印象が良くなるほか、カビの発生源である結露を乾燥させてくれます。防犯面が気になるところではありますが、最新のドアでは特殊金属膜を使用するなど防犯性にも配慮されています。
デザイン性
ドアのデザインは時代とともにそのトレンドも変化してきました。
ドアは家の顔であり、時代とともにその個性を主張します。
高度成長期を迎えた昭和の頃は、平面の扉にドアノブがつき、上部には採光ガラスがついているデザインが一般的でした。
そして、いわゆるバブル期の頃には、重く、紋様やパターンが掘られた扉、縦型の取手がついたサムラッチハンドル、固定された採光のための袖、というような高級感漂うドアが人気でした。
さらに現代になると、ドアは面積一杯まで縦に伸び、バリアフリーを意識した採光部の袖部分も開く親子ドアが主流となっています。
高度成長期の昭和の扉
バブル期の扉
現代の扉
(デザイン性が高い玄関ドアも多く登場しています。外観や室内全体との相性を確認してコーディネートするのがおすすめです。)
このように変化してきた玄関ドア。デザインを選ぶ際にまず考える必要があるのが玄関ドアのタイプです。玄関ドアは開き戸と引き戸の2種類に分かれます。
開き戸とは玄関ドアにハンドルやレバーを取り付けて、ドアを押したり引いたりすることで開け閉めする一般的なドアタイプです。
開き戸ドアにはいくつかのタイプがあり、使い勝手やデザイン性で選ぶことができます。
片開きドア・・・ドアが1枚のシンプルなタイプ。色やデザインもさまざまなものがラインナップされています
親子ドア・・・大きさの異なる2枚のドアを組み合わせたタイプ。大きなドア(親扉)側にハン ドルやレバーがついており、通常は大きなドアのみ開け閉めします。大きな荷物の搬入の時などに小さいドア(子扉)も開け閉めできるようになっているので、広く使うことができます。
袖付きドア・・・片開きドアの左右どちらか、または両方に開閉できない固定された「袖」が設置されているタイプ。袖部分には採光用のガラスが設置されているのが一般的で、デザイン的にもおしゃれになることが特徴です。
片開きドアの左右どちらかにだけ袖があるものを「片袖」と呼び、左右両方に袖があるものを「両袖」と呼びます。袖付きドアは、「袖付きFIX」と表現されることもあります。
両開きドア・・・大きさの同じ2枚のドアを組み合わせているタイプ。どちらにもハンドルやレバーがついており、どちらのドアからも出入りできます。玄関を広く使うことができ、豪華な造りとすることができる一方、玄関の幅を広く取る必要や、価格が高くなる傾向があります。
引き戸とは玄関ドアを横にスライドさせて動かすタイプです。引き戸には玄関を広く使えるといったメリットもあり、採用される方も増えています。
引き違い扉・・・2枚のドアを互い違いにつけることで、どちらも動かすようにできる引き戸のタイプ。玄関を広く使用することができます。
片開き扉・・・片方にだけドアをつけて、そのドアをスライドさせることで開け閉めできるよう にしたタイプ。シンプルですっきりとした印象を作ることができます。
両開き扉・・・片引き扉を二つくっつけたタイプです。非常に豪華な造りとなっている一方で、玄関の幅をかなり広くしないと使用することができません。
欄間付き引き戸・・・伝統的な日本家屋の採光や通風のため用いられていた欄間。引き戸に欄間を設け採光ができるようにしたものが欄間付き引き戸です。和モダンな家屋との相性がよく、デザイン性も高いことから人気を集めています。
それぞれのタイプでおしゃれなデザインやカラーバリエーションが用意されています。
今は木目調のシックなデザインやアンティーク調の窓が付いているタイプも人気です。
ご自宅を引き立たせるこだわりの玄関ドアを是非選んでください。

2.玄関ドアのリフォームはどこまでできる?

ここまで最新の玄関ドアをご紹介してきましたが、新築ではなく、リフォームでも取り入れることができるのでしょうか?

答えは・・・もちろん可能です。
引き戸を開き戸にする、消耗パーツのみの取り換え、外壁や三和土など玄関をまるごとリフォームすることもできます。

多くの玄関ドアリフォームは半日〜1日で完了しますので、大掛かりな準備なども必要ありません。

引き戸から開き戸へのリフォーム
引き戸から開き戸へのリフォーム、またその逆の開き戸から引き戸へのリフォームも可能です。既存のドア枠を残したまま、そのドア枠を覆うように新しいドア枠と玄関ドアを取り付けるカバー工法を活用すれば半日〜1日でリフォーム完了することがほとんどです。
親子ドアへのリフォーム
片袖ドア、両袖ドア、両開きドア、引き戸(4枚建てを除く)からは親子ドアへのリフォームが可能です。親子ドアを設置できる寸法は幅93cm〜が目安になります。
欄間付きドアへのリフォーム
こちらもカバー工法を使って、欄間付きのドアへ交換するため、半日〜1日でリフォーム完了することが出来、多くのタイプのドアから欄間付きドアにリフォームすることが可能です。 また、欄間付きドアから欄間なしのドアへのリフォームも同様に可能です。

3. 玄関ドアリフォームの費用の目安は?

玄関ドアリフォームの金額について、目安をご紹介します。
選択するメーカーや機種によって金額は大きく変わりますので、あくまでも参考としてご覧ください。

3.1. 費用を抑える大前提となるカバー工法

カバー工法とは、今ある玄関枠の上に新しい枠と、玄関ドアを取り付ける玄関ドアリフォームの方法です。

以前の玄関ドアリフォームでは、壁を壊さなくては、玄関ドアの交換ができませんでした。さらに、玄関ドア本体の価格より高額な100万円~200万円の工事費用がかかってしまいます。今はカバー工法でリフォームすることで大きく費用を抑えることが可能です。

3.2. 玄関ドアリフォームの費用目安

丸ごと交換する場合、設備や大きさなどで幅がありますが、30万円〜40万円が中心価格帯となります。
デザインや素材にこだわった場合は、50万円を超えることもあります。

片開きドアであれば、10万円台から交換可能です。20万円台で断熱性能を選択肢に加えられます。

予算30万円台からは、片開きドア、親子ドア、片袖ドアのタイプと断熱性能を選択肢に加えられます。

予算40万円台からは、多くの希望が叶えられます。ドアタイプに両開きが加わり、断熱+通風機能の付いたドア、ガラス部分に複層ガラスが使われているより断熱性の高いドアという選択肢が増えます。 オプションで、デザイン性や機能性の高いハンドルキーやリモコンキーも選べ、複数組み合わせられるようになります。

予算50万円台からは、両開きや袖付き親子など、間口の広いドアが対象となります。

3.3. 知っておきたい鍵の種類

3.3.1. シリンダー錠

玄関ドアの鍵で最もスタンダードなのがシリンダー錠です。シリンダー錠とは、鍵穴へ鍵を挿し、鍵を回して施錠・開錠するタイプです。シリンダー錠には、次のような種類の鍵が存在しています。

●ディスクシリンダー
●ロータリーディスクシリンダー
●単列ピンシリンダー
●マグネットシリンダー
●ピンシリンダー
●ディンプルシリンダー(ディンプルキー)

上記の鍵は、順番が下のものほど防犯性能が高くなっており、最も防犯性能が高いのはディンプルシリンダー(ディンプルキー)です。
ディンプルキーはピッキングに強いことで知られており、最近の玄関ドアで多く採用されています。

3.3.2. 電子錠

電子錠はスマートキーとも呼ばれ、従来のシリンダー錠よりも開閉動作がしやすいなど、多くのメリットがあります。

●リモコンキー
●カードキー
●指紋認証
●暗証番号

特にリモコンキーとカードキーが現在の住宅用電子錠の主流であり、新築やリフォームでも取り付けやすいことから人気があります。リモコンキーはボタン操作やスマートフォンから施錠・開錠ができます。

ヤマダホームズおすすめメニュー

三協アルミ 採風片開きドア
47.2万円〜(税込)

採風窓部分が風の通り道になり爽やかな風を採り込みます。

三協アルミ 採光片開きドア
37.9万円〜(税込)

光を取り込むシンプルなスリットデザイン。

三協アルミ 断熱片開きドア
39.6万円〜(税込)

カラーが選べる断熱仕様玄関ドア。省エネ効果がアップします。

4. 玄関ドアリフォームで活用できる補助金

玄関ドアリフォームで活用できる補助金は、介護保険や、国・自治体などの制度があります。ここでは国の制度を1つご紹介します。

4.1. こどもエコ住まい支援事業における玄関ドアリフォーム

4.1.1. こどもエコ住まい支援事業の概要

こどもエコ住まい支援事業は、子育て支援及び2050年カーボンニュートラル実現の観点から、省エネ性能が高い中古住宅を増やすための補助金事業です。リフォームだけでなく新築注文住宅または新築分譲住宅購入にも活用できます。

4.1.2. 対象リフォーム内容

<必須工事>下記いずれか1つ
・開口部の断熱工事
・外壁、屋根、天井、床の断熱改修
・エコ住宅設備の設置(断熱性の高い玄関ドア)
<必須工事と一緒に行うと対象になる工事>
● 子育て対応改修
● 防災性向上改修
● バリアフリー改修
● 空気清浄機能、換気機能付きエアコンの設置
● リフォーム瑕疵保険等への加入

4.1.3. 補助額

補助額5万円以上で最大30万円
※内容に応じて上限額の引き上げあり

4.1.4. 申請条件

・こどもエコ住まい事業者と工事請負契約等を締結しリフォームする
・リフォームする住宅の所有者等である

4.1.5. 対象者

2022年11月8日以降に「リフォーム工事」に着手し、申請した方

4.1.6. 対象期間

2023年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くても2023年12月31日まで)

ヤマダホームズは、こどもエコ住まい事業者に認定されています。
検討中のリフォーム内容がこどもエコ住まい支援事業の対象となるかご不明な場合は、ヤマダホームズまでお気軽にご相談ください。

ヤマダホームズ リフォーム問い合わせ

5. ヤマダホームズのおすすめ商品

LIXIL リシェントM83 片開き

6. お客様実例

ヤマダホームズが実際に手がけたお客様のお住まいから玄関ドアリフォームの実例をご紹介しています。

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